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2016年4月 1日 (金)

文才など無い

恥の多い生涯を送ってきました。

私には、人間の生活というものが、
見当つかないのです。
 
                             -人間失格-
 
 
 
距離に比例して慕情は深まるばかりであった
遠いから恋しい、会えないから愛しい
初デートの後、寂しさが紛れたのは心のどの部分が満たされたからなのか?
自分が思っているより以上に彼女もまたそう思っていたらしい
これが自惚れでない事を確信できるのもまた、恋人同士ならではなのだろうか
 
学生時代から今まで恋愛に縁もなく慣れてもいない童貞の俺は
はたから見ると微笑ましかったり、情けなくも見えるのだろうが
まず間違いなく男としてのランクは下の方だろう。
さっさと中学校の頃に卒業式だけでも済ませておけば良かったと後悔した
 
去年の12月にめでたく魔法使いになった俺が
習得していた呪文なんぞホイミ(物理)くらいのものだった。
 
そんな俺にやっっっと彼女が出来た。
「やっっっと」と書くと俺が努力したみたいな言い方だが
透が物凄い頑張った結果である。
俺のような恋愛弱者が彼女を作る場合、個人の力だけでは無理。
さながらリトルマーメイドのセバスチャンのようなサポートをしてくれた。
 
恋愛観に関してはクソガキのまま止まっているので
つき合う=SEXだと思っていた。
まぁ大体合ってると思うが、食事をしたり一緒に歌ったりすると
そういうのが音を立てて崩れていく。
 
今まで(恋愛に関して)無駄にしてきた十数年間を物凄い勢いで否定していく。
嗚呼、俺はアホだった。透に誘われてナンパしに行けば良かった。
そういえばアイツはいつも俺を誘っていたっけ。
こういうことを今更考えるのは不謹慎なのだろうか。
 
敬愛する友人と家族に愛され
自然を愛し
動物を愛し
人に愛され
人を愛せる俺は決して不幸な人生では無かった。
 
30年目に気が付く真の卒業式だった
 
 
 
 
 
(誰得の本編)
 
 
 
2度目のデートの日が来た。
デートの予定を組んでから決まったので遅くなることになった
 
我慢の限界だった。
さっさと済ませたいというよりもこの子にブチ込みたい(ド直球)と思ったのである。
オスの部分出ちゃった。
 
ランチのオススメをそういうデートコースに詳しい妹に聞いたり
温泉スパ施設を紹介したり
着ていく服を買ったり、
正直金も時間もかかるが、それ含めて楽しいのは健全な証拠だと思う
 
【アカスリ編】
 
俺「30分くらい温まったら入り口でおばちゃんに呼ばれるから」
彼女「わかった」
 
~30分後~
 
おばちゃんA「ドゾー」
俺「うぃ~」
 
おばちゃんA「今日は誰ときた?」 ←もう顔を覚えられている
俺「彼女出来たから連れてきたぜ~へへへ」
 
おばちゃんA「アラー!オメデトゴザイマス!」
俺「へへへ」
 
おばちゃんB「カノジョ、イナイネ~」
俺「ええ・・?待ってるはずだよ」
 
~20分後~
 
おばちゃんB「ミツカッタヨ」
俺「20分か。まぁよかった~」
 
おばちゃんC「お兄さん、カノジョ出来たのぉー!」
俺の尻をペチーン!
 
俺「うおっ!?」 ←うつぶせで見えない
 
やたらテンションの高いおばちゃんが入ってきた。
見たらこの人たち全員俺のアカスリした人だった。
母親と祖母を連れて来た時、一人で来た時。
全部このおばちゃんズだった。もはや常連なのだ。
 
おばちゃんC「お肌とてもきれいだったよー!」
俺「へぇ~」
 
おばちゃん「よかったね!」
俺の尻をペチーン!
 
なんでケツ叩くねんwwwwwww
 
 
ちなみに彼女は入り口で待てというのを誤解し、
服を着て待っていたそうだ。why japanese people?
 
 
【ラブホテル編】
 
いよいよホテルに着いた。
夕暮れの黄昏時、日本海に沈む太陽
ビューティフルなサンセットが二人を照らす。
 
お泊まりはまた今度
 
いわゆる
 

Photo

ということになった。

 
ラブホテルの仕組みとか全然知らないカルピスミルクボーイの俺は彼女に聞いた。
 
とりあえず無難な値段のお部屋を選び、
車を車庫に入れて、シャッターを閉める。
 
さて、いよいよだ。
 
緊張感もクライマックス!
いざ!愛の巣へ!!
 
ガチャっ
 
~ほのかに香る、スパイシーなアロマ~
 
俺「ん??」
彼女「え??」
 
前の客が食ったカレーライスの皿が置かれていた。
 
うっ・・・今入ったら前のカップルの愛の残骸が出てくる・・・。
 
流石に上がり口でストップ。
なんと太陽の光で準備中のランプが付いてたのを知らなかったのだ
 
ロビーのおばちゃん「30分待ってねwwwwwwwww」
 
車の中で待機し、
目の前を清掃員のゴツいおじさんが4人ほど部屋に入っていく
 
さっきまでの緊張感は完全融解し、
その風景を眺めながら笑っていた。
こういうメモリアルな瞬間になぜこんなハプニングが起きてしまうのだろうか。
 
~マジで30分後~
 
ゴツいおじさん「あっ、どうぞごゆっくり~^^」
俺「アッハイ・・」
 
ガチャ
 
俺「きれいに掃除されてるわ。感謝して使おう
彼女「wwwwwwwww」
 
 
程よく緊張して来た俺は
ベッドとそのそばに置いてあるコンドームから目をそらしつつ
ソファでペラペラしゃべっていた。
 
愛とは何ぞや?
 
今ならわかる。
粘膜とか汁とか色々出てたらもうそれは文字通り
愛が溢れている状態なのだ。
 
 
いつのまにか彼女がそばに来てそろそろ風呂に入ろうか
いや、その前に服を脱がs
 
prrrrrrrrrrrrrr♪ 
 
突然、ロビーから電話が鳴る。
 
凄く悪いタイミングだった。
 
俺「もしもし(半ギレ)」
ロビー「お楽しみのところ申し訳ありません」
俺「(ほんとだよ)どうしました?」
 
ロビー「そのお部屋にスマートフォンが落ちてませんでしょうか?」
俺「ええ・・・・(困惑)、探してみます」
 

ここで笑っちまうのが俺である。
 
俺「なんちゅー初体験だよwww思い出に残るというか夢に出てくるわ」
彼女「wwwww」
 
 
~3分後~
 
俺「無かったですね~」
ロビー「大変申し訳ありませんでした」
 
 
さて。
 
 
 
 
 
お楽しみの時間だぁああああ!!
 

Img0f84a4a4zikdzj

 

感想:風呂が超楽しかったwwww

 

 

                                 めでたしめでたし♪

 

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