゙IT゙ イット
昨日007ムーンレイカーがつまらないので母親と見た。
母ちゃんは大層気に入って面白かったと絶賛していた。
モダン・ホラーといえばある程度詳しい人なら即答するであろう
「スティーブン・キング」。
有名な映画でスタンドバイミーなんかスティーブン・キング著です。
BOBが高校の夏休みの頃、
毎日まめおやブラウんと遊びまくってた頃、
夜に電話がかかってきて
ブラウん「面白い映画が今から始まるぞ。BS見てみろ。イットな。」
なんて言うもんだからTVつけてみたら
ギャァァーーーーーーーーーーーン
I T
なんてオドロオドロしい音楽と共にタイトルコールしてました。
お?ホラーか?なんて思っていたら、
当時、ホラーだと思っていたのは13日の金曜日みたいな殺人鬼系。
夢と現実が混ざったような妙にリアルな恐怖は初めて体験した。
==ストーリー==
田舎町で子供だけの失踪事件や殺人事件がおきる。
主人公ビル少年の弟ジョージーも殺されて持病のどもりが酷くなる。。
転校してきた太っちょ少年ベンと知り合い、友達が増える。
貧しい少女ベヴァリー
喘息持ち少年エディー
おしゃべりなリッチー
ユダヤ人のスタン
町の歴史に興味がある黒人のマイク
不良グループを友情で撃退したことをきっかけに
7人で「弱虫クラブ」を結成する。
少年達はそれぞれ、ペニーワイズというピエロに遭遇していました。
コイツ最恐。
いや、最凶。
この世のどんなキャラクターよりも凶悪で、恐い。
BOBの中の恐怖の象徴はコイツ。ペニーワイズです。
ITの恐怖は全てペニーワイズである。と断言できる。
他に怪物や心霊現象みたいな事が起きるわけでもない。
恐怖=ペニーワイズの一貫性は恐ろしい。
ふわふわ浮かぶんだ。風船のようにな。とか。
愉快なサーカスの音楽に合わせて無力な子供を連れ去り食い殺す。
恐怖に陥れる様々な方法は一つ一つが恐くて震え上がった。
ビルは弟を殺され、ITに復讐を誓います。
弱虫クラブは世界一の勇気を持ってITの住処の下水道に向かいます。
やがてITを撃退し、7人はもう一度ITが現れたら
7人全員集ろうと言う約束をしました。
-----------------前半終了------------------
この物語の素晴らしいところは友情の描写が素晴らしいところ。
友情の美しさ、青臭さ、尊さを素直に感じた。
BOBは昔っから30人31脚とかで
小学生が泣くのを見るのが大嫌いな奴だったのに。みんなで力を合わせる。とか、団結とか
この世で一番信用できない俺的禁止ワードだったのに。
爽やかで強い絆を感じさせてくれた。
後半はやがて大人になったビルたちを
町に残ったマイクが「IT(あいつが帰ってきた」
と電話で呼びかけるところから始まります。
大人になった少年達は痛みを恐れ、逃げようとしますが
ビルは今後一生怯えるのは嫌だと言い、
少年時代のようにまた皆と共に立ち向かいます。
前半=ファンタジー+ホラーだったのに対し、
後半=SF+ホラーみたいになってます。
最後、ITの正体がSFよろしくな姿なのですが、説明不足。
調べてみると原作(本)のほうで
全員が一斉に想像した恐怖の対象が○○であったため、
ラストのITはあのような姿になったということらしい。
ピエロのまま出てきたほうが恐かったんじゃないだろうか。
とはいえ、そこは当時の映像なのでしょうがない。
原作だと絵が無いしね。
BOBが一番オススメするホラーはITでした。
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